ずーっと MacBook系ばかり使ってきたマカーの私が、
Microsoft Surface Pro 7 を入手したので、
なぜ Surface Pro にしたのかも含め、軽くレビューしてみます。
Contents
経緯
私はこの15年くらいノートPCは、ずーっと Apple の MacBook系を使ってきました。
(PowerBook, MacBook, MacBookPro x2, MacBookAir, MacBookPro x2)
最近、ちょっと軽い用途に Windows のノートが欲しいと思い探し始めたところ、
今まで意識してなかったのですが、選択肢を狭めてしまう拘りがあることに気づきました。
それは、英字キーボードです。
英字キーボードと私
プログラミングやターミナルでのCUI操作などを日常的に行うという環境のせいか、
あるいは遡れば大学の研究室時代からの流れなのか、
これまで私はずっーと英字キーボードを使ってきました。
また、Apple のノートPCばかり使っていたこともあり、
キーボードは日本語と英語の好きな方を選ぶ程度に思っていました。
デスクトップのキーボードは一度気に入ったものが見つかれば、
PCを買い換えるたびに買い換えるようなものではありませんしね。
なので、この「英字キーボード」というオプションが偏ったものと思っていませんでした。
デスクトップのキーボードは?
デスクトップではキーボードにはあまり困った記憶がありません。
ある程度嗜好が決まってからは、以下のようなキーボードを使っています。
- FILCO Majestouch Tenkeyless 青軸 英字87キー
- 東プレ REALFORCE テンキーレス 英字87キー
かなり長く Majestouch の青軸を愛用してきました。
REALFORCE は前からその名声は知っていたのですが、
価格も手伝って長らく触手が伸びませんでした。
# というか、拘りだした頃に英字 或いはテンキーレスが無かったためか??
近年ふとしたきっかけで、ようやくその良さが分かるようになって(?)愛用しています。
# 2010年頃(?)FILCO の青軸が出た時に、
# 英字版が入手しにくかったのを今になって思い出しました。
REALFORCE, テンキーレスとくれば、HHKB となるかもしれませんが、
あれは F1 などの functionキーが無いのと、
バッククォート, '~' や 左下の Ctrlキーが無いので私は使えません。
いくら省スペースといっても、functionキーなどを無くすのはやりすぎ?と思うし、
頻繁に使う Ctrl キー, バッククォートが標準位置にないのは、私には全く理解できません。
Ctrlキーに関しては省スペースにもなってなくて、ただ無いだけですからね。
話が逸れましたので、元に戻しましょう。
デスクトップでは、キーボード専門のメーカーが英字版も出しているので、
あまり困ったことにはならない、と言いたかった訳です。
英字キーボードのノートPCを求めて
さて、いざ Apple/MacBook系でない WindowsノートPC に目を向けると、
即、日本メーカーはほとんど全滅です。
探した時点では VAIO が特定モデルのみ英字キー版を提供しているくらいでした。
海外メーカーはというと、もちろん英字キーボード版は作っているのですが、
日本国内での入手するとなると、店頭/Web 共になかなか辿り着けません。
DELL でもこのシリーズの 13" は英字があるけど、
同じシリーズの 15" では英字がラインアップに無いとかそんな感じでした。
「ノートPC 英字キーボード」とか調べると、2019夏/2020年冬とか、
各タイミングでの英字キー配列のノートPCだけのまとめページが出てくるほどです。
そんな状況の中、Surface Pro シリーズは数少ない候補の一つでした。
Surface 本体と、キーボードカバーが独立(別売り) なのもこの状況ではプラスでした。
最もそのキーボードカバーも日本語配列は色、デザインが選べるのですが、
英字配列となると、標準デザインの黒一色しか選べないんですけどね。
なぜ Surface Pro 7 を選んだか?
まずは CPU/GPU などの処理能力ではなく、
軽く持ち運べて、色々な用途に使いまわせる
軽い用途を目的としていたというのが大きいと思います。
他に DELL XPS 13" 2 in 1 が最後まで残っていました。
あとは、I/O インターフェースが優秀ですね。
Surface Pro 7 では USB 3.0 type-A に加えて、
ついに USB type-C (3.1 Gen2, PD対応) がつきました。
マグネット着脱式 SurfaceConnect 充電コネクタ、
microSDリーダー, タイプカバーポート, ヘッドフォンジャックはこれまで同様です。
充電コネクタは type-C PD でもとも思いますが、
引っ掛けて引っ張った時にも、マグネット部が外れて、
本体が引きずられて落ちにくいというメリットもあります。
# 今はなき古き MacBook(Pro) が同様のコネクタでしたね。
Surface Pro 7 を使った感想
選んだモデル
以下が選んだモデルのスペックです
- CPU: Intel Core i5-1035G4
- Graphics: Intel Iris Graphics
- Memory: 8GB
- OS: Windows 10 Home
- Storage: 256GB SSD
- Option: タイプカバー(英字), Surface Pen
当初考えていた用途の一つに、本機を持って動いてセットアップしたあと、
置いたまま残して、遠隔から監視、操作するというものもあったので、
OS はリモートデスクトップが使える Windows 10 Pro を考えていたのですが、
注文時の感染症騒ぎのせいなのか、10 Proモデルは入手性がダメダメでした。
仕方なく OS は Widows 10 Home版に変更しました。
ファンレス静音が良い感じ
軽い用途ということで i5 を選んだというのもあるのですが、
実は i5/i3 モデルはファンレスです。
一つ上の i7モデルはファン内蔵です。
なので、使っていても音がすることはありません。
ただし、ベンチマークなどでフルロードさせると、
熱的な制限だと思いますが、スペック上限は出ないようです。
# サーマルスロットリング/Thermal Throttling ってやつでしょうか。
なのでガッツリ使う気の方は、CPUスペックだけでなく
排熱の観点でも上位モデルの方が良いと思います。
私はこのマシンにそういう処理を求めていないので、
シングルスレッドでターボがしっかり効いてくれれば不満はありません。
その点、シングルスレッド性能はかなり優秀です。
タイプカバーが意外と良い感じ
Surface のタイプカバーなり、この手のキーボードを使うのは初めてですが、
厚みの割に意外としっかりしていて、ペコペコすることもなく使いやすいことに驚きました。
そして何と言っても、冒頭で触れた通り英字キーボードなのが良いですね(何
これって根元を一部折って(立てて)キー面を斜めにして使うのか、
カバーを平たく伸ばして平らにして使うのか、どっちが "標準" なのでしょうか?
前者のように斜めにして使うと、流石に打鍵の度に少しベコベコします。
でも、カバーを兼ねたこの薄いキーボードでこれほど打てるとは思っていませんでした。
I/O インターフェースが優秀
Surface Pro 7 を選んだ理由で触れましたが、
USB 3.0 type-A, type-C (3.1 Gen2, PD対応),
マグネット着脱式 SurfaceConnect 充電コネクタ,
microSDリーダー, タイプカバーポート, ヘッドフォンジャックなど、
最低限一通り揃っているのは良いです。
Windows Hello が良い感じ
いわゆる顔認証ですね。
まぁこのご時世なのでマスクをしていると流石に認識してくれませんが、
開いてセットアップした時には、既に使えるようになっているのは良いですね。
タブレットだと思えば標準的な気もしますが。
使い勝手
これは Surface に限った話ではないし、
他にタブレットをキーボードカバーを付けて使っている人なら問題ないと思うけれど、
私のように旧来のラップトップ(ノートPC)やタブレット単独でしか使ったことがない場合、
ついいつもの癖で、"ディスプレイ"側を手前に倒して閉じようとしてしまう。
Surface Pro 7 は本体はディスプレイ側なので、キーボード側を閉じる必要がある。
この悪しき手癖のせいで、使い始めは何度か本体を勢いよくバタンと倒してしまいました。
逆を言うと、それくらい普通のノートPCとして自然に使えていると事かもしれませんね。