Kyash が、2%のキャッシュバック開始とともに、
実店舗でも使えるリアルカードを発表しました。
これまで、割り勘のような個人間の金銭のやりとりから、
ネット通販のようなオンライン決済まで利便性が拡大してきた Kyash。
今度は実店舗でも使えるようになり、ますます便利になりそうです。
良い点
- 個人間の決済に便利
- プリカのように、ネット通販等でクレカ情報そのものを公開しなて済む
- Kyash の2% に加えて、チャージ用クレカのポイント2重取り
注意点
※2018年6月26日現在
3Dセキュア非対応
3Dセキュアは、"Verified by VISA" など、
オンライン決済をより安全するための認証サービスです。
たとえどこかの通販ページ等から、
カード番号, 有効期限, セキュリティコードの組が流出したとしても、
最後にこの3Dセキュアの認証が通らなければ決済されないため、
インターネット上などでクレジットカード決済をする際に安心して利用することができます。
Kyash は現時点でこの 3Dセキュアに非対応です。
これは先日紹介した Kiigo で nanaco 等のデジタルコードを入手する際にも必要ですので、
対応してもらえたらさらに捗りますが。。。
利用上限枠が小さい
1回/1日の上限が3万円、月間で12万円までという利用限度額があります。
2%という高い還元率を目的に、メインカードに据えるには
ちょっと限度額が小さすぎるような気がします。
名前が "KYASH MEMBER" で固定
オンラインや毎月定期的な決済などのクレジットの用途では、
クレジットの名義が利用者の名前と一致していることが求められることがあります。
この場合、名前が "KYASH MEMBER" に固定される Kyash のリアル/バーチャルカードは、
利用不可であったり、トラブルの元となる可能性が懸念されます。
今後の懸念と対策
2%のキャッシュバックという高い還元率の Kyash。
その自動チャージに紐付けたクレジットカードからも
ポイント等の還元を受けることで、合計3%以上の高い還元率を狙えそうです。
しかし、やはり冒頭の2%の還元と Kyashの知名度が大きすぎるため、
各種電子マネーと同様に、Kyash へのチャージは対象外となる恐れがあります。
その時は ライフカード → Vプリカ → Kyash の連携が考えられます。
Vプリカはプリペイドとしては唯一、Kyash の自動チャージに紐づけることができます。
これはオフィシャルが例外的に意図的に対処して可能としているようです。
なので「Vプリカ → Kyash」がそう易々と外されることはないのではないかと思います。
一方、ライフカードはVプリカを手数料なしで発行でき、誕生月の還元率は 1.5% です。
つまり誕生月に買いだめしておいたVプリカをチャージ元に設定すれば、
これから多少制度や仕様が変わっても、
合わせて 3.5% 相当の還元率は堅いのではないかと考えていますが、いかがでしょうか。
リアルカード
現在、リアルカードの申し込みが殺到しているようで、
申し込み後、到着まで1月程度掛かるようです。
私も申し込みましたので到着後、レビューできればと思います。
[7/30 追記] リアルカードが手元に到着しました!